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水島臨海鉄道 キハ30 37 38 運転開始は5月12日 初日は4両で運転

水島臨海鉄道は5月12日月曜日、キハ30、37、38の運転を開始する。これらの車両はJR東日本から譲り受けた車両。通常は2両で運転するが、最初の一往復は4両で運転を行う。

水島臨海鉄道は倉敷市から三菱自工前までを営業運転する第三セクター。この区間は貨物列車も運転されている。水島臨海鉄道で使われている車両は、MRT300形6両とキハ20形4両で運転されている。今回新たに加わるのがキハ30 37 38形。

 キハ30は1961年から製造をはじめ、今回導入されるキハ30 98 と100は1966年製。2012年まで千葉県の久留里線で運転していた。

 キハ37は1983年に製造を開始し、5両しか製造されていない。5両のうち3両キハ37 2、 1002 1003が水島臨海鉄道に譲渡される。

キハ37.jpg  キハ37久留里線塗装

 キハ38はキハ35を1986年から1987年にかけて改造した。キハ35というのはキハ30同系統なので1966年とふるい。今回譲渡した車両はキハ38 3らしい。

 キハ38.jpgキハ38久留里線塗装

キハ37と38の違いはライトが扉の上にあるのがキハ37、運転席の下にあるのがキハ38.方向幕が扉の上にあるのがキハ38、キハ37は運転席の反対側に方向幕がある。性能上は細かな違いがある。 

これらの車両を塗装を変えて運転を行う。塗装は水島臨海色と国鉄色。以下は水島臨海鉄道HPから

水島色.jpg水島臨海塗装 キハ20

水島.jpg国鉄型塗装 連結している右側がキハ38だと思われる。

キハ37はともかく、キハ30 38 は製造から40年以上経過しているので、部品の交換が大変と思われる。ただ、水島臨海鉄道はキハ20という1957年から1966年にかけて製造した車両を走らせているので、保守点検には手慣れたものなのだろうか。 

国鉄時代に製造された車両が減少している中、国鉄時代の塗装に戻して運行したり、老朽化した車両を買い取る流れは最近ずっと続いている。最新の車両を導入する費用の問題もあるのだろうが、国鉄時代を懐かしんだりするために集客の手段になっている。どの車両も数が多いときは話題にもならないのだが、数が少なくなると希少さがでてくるので、乗りたかったり、写真を撮ろうとする動きを利用したものといえる。

今回運行を開始する6両もどれもJR線では運転をしていないので、水島臨海鉄道自体でないと見られないという貴重がさが出てくる。保守点検の費用や手間が気になるがせっかく導入したのだからできるだけ永く使ってほしいと思う。

 

 

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