JR東海ではこだま楽旅IC早特というサービスを6月17日から翌年3月31日まで発売する。
概要をまとめると
①このサービスはエクスプレス予約またはプラスEXというサービスを利用している人のみが利用できるサービス。
②乗車3日前までに申し込む必要がある。
③カードを保有している本人のみが利用できる 。
④東海道新幹線(東京~新大阪)までの「こだま」にのみ乗れる=ひかり、のぞみには乗れない。
⑤ グリーン車に乗ることができる(こだまのみ)
⑥季節や時間に関係なく乗ることができる。
値段は東京~新大阪が9500円、東京~名古屋が8900円、東京~静岡が5930円となっている。
東京~新大阪が通常運賃(こだま、ひかり)が14140円、グリーン車が18920円
EX-ICグリーン車が18140円、EX-EC指定席が13370円と非常に安い。
メリットは季節に関係ないこと
金券ショップで購入しても通常運賃の10%引きと考えれば、とにかく安いことは間違いない。グリーン車でも定価より安いのだから快適な移動ができるといえる。
それに3日前までというのは楽だ。飛行機の早割りだと60日まえくらいに予約しないと安く買えないので、直前でもいいというのは予定が決まらない人にとっては大きいといえる。
また季節に関係ないは大きい。年末年始、大型連休、夏休みなどはサービス適用外なんてことはよくあるのでこれもいいサービス。このような季節は値段が高くなりやすくなるので、助かるだろう。
メリットは大きいが・・・・制約が
ただし、使いやすいかというと微妙。 一つにはクレジットカードの利用が前提となる。エクスプレス予約を使うにはそもそもJR東海のクレジットカードを保有する必要がある。そして年会費が1000円かかる。東海道新幹線を何度も利用する人ならばメリットは大きいだろう。というのもIC早特により割引で購入することができる。東京~新大阪間を12340円で利用できる(のぞみも含む)。今回のこだま楽旅IC早特もIC早特の一部のサービスが発展した形。それ以外のEX-IC購入だと、13370円。
またe特急券で特急券(新幹線のみ)を購入することもできる。こちらはカード保有者だけでなく、家族分も購入できる。
一方、プラスEXというサービスはJR東海以外のクレジットカードに紐付けしてサービスを受けることができる。年会費は500円。IC早特は利用できるが、e特急券は使えない。また IC購入(ICサービス(プラス)だと13940円とエクスプレス予約より高くなっている。
なので一人で旅をするならばプラスEXで500円払ってもお得といえる。クレジットカードを持ちたくない人だとこのサービスは利用できない。
また、カード保有者のみ利用できるので、家族や友人と移動するなら使えないので不便といえる。
サービスの違いは表にすると
問題はこだまは時間はかかるということ。東京を8時56分にでても、新大阪は13時ちょうどにつく、約4時間かかる。のぞみは2時間半、ひかりは2時間50分前後くらいかかるわけだから、この差は大きい。それだけ空いているということだろう。だからこそこのようなサービスが提供されるわけだ。エクスプレスサービスだと東海道新幹線に乗る回数は多く、早く移動したいならのぞみ利用が多いはずだから、こだまがより手薄なのだということも読み取れる。
まとめ
一人旅でカードを保有しているなら、このサービスを使ってみる価値はあるだろう。時間に余裕のある旅ならなおさらだろう。 ただし誰かと出かけたり、カードを持ちたくない場合、使いにくいサービスといえるだろう。ビジネス客を優先しているという印象は新幹線にはあり、家族向けの割引サービスを提供していないこともあるだろう。こだまは急がない客が多いのなら、旅行客や団体向けのサービスを提供したほうがいいのではないかと思われる。
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